行ったことはないけれど、ドイツと接するスイス国境付近にボーデン湖という湖があって、サンクトガーレンという街はその南にあるそうだ。
うちのビールの名前は、かつて、その街に建っていたサンクトガーレン修道院からもらったものです。記録が残っている世界最古の修道院醸造場で、西暦820年には、院内にかなり大きなビール醸造場があったらしい。
その時、日本は平安時代初期。空海って習ったでしょう?
あの坊さんが生きてた頃です。初めてビールを飲んだ日本人は織田信長だ、なんて話を何かで読ん だような気がするけれど、本当なのかな。
うちのビールのラベルに描いてあるのは、このサンクトガーレンの修道僧をイメージしたモノです。一発で意味を分かってくれる人はいないけど、気持ちは元祖ってね。
よく言われます。ラベルも名前も変えた方がいい。そうかもしれません。輸入ビールみたいに見える。確かに。地ビールとして売れにくい。アドバイスは、みーんな正しいんだと思います。うちのビールが好きな人ほどそう言ってくれるんだから。でも、絶対に変えません。地ビールという“らしさ”より、守りたいの はサンクトガーレンの名前です。