ビール用語辞典【か】
カスク【cask】
樽のこと。同じく樽の意味をもつケグとは異なり、炭酸ガスを使わずに中身を注ぐ。そのためビールでカスクの樽を使う場合、中身はリアルエールとなる。リアルエールそのものを“カスク”という場合も。
カスク |
ケグ |
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樽の横部分に注ぎ口がある | 樽の頭部分に注ぎ口がある |
重力(グラビティ)で注ぐ | 炭酸ガスの圧力を利用して注ぐ |
木やステンレス製が一般的。紙製の大容量のワインも「カスクワイン」という | ステンレス製のものが一般的 |
ワインやウイスキーなどに使われている。ビールではリアルエールに使用。 | 樽生ビールの他、炭酸飲料、樽生ハイボールに使われている |
通常、国内ではケグは空になったらブルワリーに戻し、洗浄、再び中身を詰めて出荷、というように繰り返し使用する。その一方、簡単に空樽の回収が出来ない海外(輸出)には紙とペット素材で出来た使い捨てのケグを用いることが多い。
使い捨てケグの詳細
使い捨てケグの詳細

木製のカスク

紙製のカスクワイン

ケグからリアルエールを注ぐ