ドリアンIPA

完売いたしました。ありがとうございます

サンクトガーレンは毎年エイプリルフールに嘘のようなビールを本当につくって販売しています。
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サンクトガーレンは湘南ゴールドオレンジや、パイナップルリンゴいちじくなど季節の果物を使ったフルーツビールを数々販売しています。

そんなサンクトガーレンが1度チャレンジしてみたいと考えていたのが、フルーツの王様ドリアンを使ったビールでした。

ドリアンはフルーツの王様でありながら強烈な臭いをもつことでもお馴染みです。

その臭さゆえ、ホテルやバスなど公共の場への持ち込みが禁止されているところもあるほどです。

- ROUND1 - ドリアンとの格闘

初めてのドリアンは“臭い”よりも“痛い!”というのが正直な感想。

棘はとても鋭く堅く、素手では持てません。ドリアンの棘を踏むと靴底に穴があくとか、車がパンクするとか、落下した実が下にいた人にぶつかり死亡した事例もあるとか…。加工作業はまさに解体。包丁は簡単に入らず、工具まで用いました。

ドライバーで殻を割く

ドライバーで殻を割く

ドリアン内は、何個かの部屋に分かれていて、そこに果実が詰まっています。

ドリアン内は、何個かの部屋に分かれていて、そこに果実が詰まっています。

- ROUND2 - ドリアンとの格闘

臭気注意

堅い殻を開けると漂ってくる香りは例えるなら、

温泉…、ガス漏れ…、玉ねぎ!!
というのが、スタッフ全員一致の意見。それも、別の階にいても分かるほどの物凄い強烈さ…。でも食べてみると、強烈な香りとは裏腹にバナナのように濃密な舌触りと、マンゴーやメロンを思わせるような甘さがあり美味!多幸感ある触感と味わい。まさに“地獄の匂いと天国の味をもつ果物”です。

果実は淡い黄色

巨大アーモンドのような タネがあります

ドリアンIPAの醸造

このビールはドリアンの個性を“程良く”残し、ビールとして楽しめるバランスをとるのが難題でした。小麦麦芽とオーツ麦を30%使用したクリーミーな飲み口はドリアンの食感をイメージ。 ドリアンを頬張ったときの南国フルーツ特有の甘い風味を後押しするため、 ホップにはトロピカルな香りが特徴のエクアノットとモザイクという品種を使用しています。
通常のフルーツビールは、果物をたっぷり使います。例えば、アップルシナモンエールは1回の醸造に使用するリンゴは500個。でも今回のドリアンはたったの5個。瓶1本あたりのドリアン量は0.8gしかありません。それでも存在感は抜群で、栓を開けると漂う香りは…。

ドリアンとビールは禁断の組み合わせ?

“ドリアンとビールの組み合わせは死に至る”という噂があります。
医療関係者に確認しましたが、結論としては医学的な根拠はないそうです。

●ドリアンの繊維質でお腹が膨れる説
ドリアンには繊維質が多く含まれています。そのため、食べ過ぎると胸やけや膨張感を感じる場合があると言います。お腹いっぱいドリアンを食べて、さらに炭酸でお腹が膨れるビールを合わせて飲むと相当苦しいことになるのは事実なようです。
 
●ドリアンのカロリーで血糖値急上昇説
またドリアンはとても甘く高カロリーなため(サイズによりますが1kgの大き目のものだと1個約1000kcal…)ビールと組み合わせると血糖値が急上昇し、もともと持病がある人には何らかの影響が出ることもあるのではないかとも言われています。
 
●原料に使うのと、一緒に食べるのは別
ただ醸造段階で使用している場合は、一緒に摂取する場合よりも危険性は低いとのこと。さらに今回の使用量は瓶1本に対してのドリアン量はたったの0.8g。ドリアンの過剰摂取となる心配もなさそうです。

※ドリアンとビールの同時摂取は直接的な死亡原因となることはないようですが、体調不良につながる可能性はゼロではありません。ご注意下さい。

\ #ぜんぶドリアンのせいだ /

ここまでご覧頂き、ありがとうございます。
ドリアンの臭さを体験するため、怖いもの見たさで購入してみようと思われている方も多いと思います。
 
実際、臭いです。
ビール評価サイトで☆1がついたり、SNSで「臭くて、まずい」と叩かれるかもしれません。
 
発売を躊躇したのも、1度や2度ではありません。
でもそれは\#ぜんぶドリアンのせいだ/と覚悟して、発売することにしました。
 
今、世界は新型コロナウイルスとの闘いで閉塞感が広がっています。このビールで“臭い体験”を共有して、少しでも笑いあってもらえればと思います。
 
また、ドリアンは臭いですが大変美味しい果物でもあります。悪臭の先にある美味しさや、楽しさをお届け出来れば幸いです。

過去の4月1日ビールコレクション

サンクトガーレンはクラフトビールの面白さを広く発信するため、2010年から毎年エイプリルフール限定で冗談のようなビールを“本気”で造り、24時間限定で“本当”に販売しています。

2019年

「オオグソクムシビール」

2018年

「肉球」

2017年

「生グソ味」

2016年

「罰茶IPA」

2015年

「バランエール」

2014年

「志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所側の蕎麦の蕎麦エール」

2013年

「うん、この黒」

2012年

「月極駐車場」

2011年

「類似商品のご注意」

2010年

「とりあえずビール」

 
 

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