今日、6月26日は世界最大のバニラの産地マダガスカルがフランスから独立した記念日です。
サンクトガーレンには「スイートバニラスタウト」というバニラを使ったビールがあります。
上面発酵製法で造る黒ビール“スタウト”にはコーヒーを思わせる風味があります。そこにバニラの甘く優しい香りを溶け込ませた、バニラのフレーバーコーヒーのようなビールです。
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バニラは甘い可愛い香りですが、バニラそのものの見た目は可愛くありません。
黒いインゲンを想像してもらうと良いかもしれません。
この鞘の中に黒に粒粒(種子)がいっぱい入っていて、それがよくクリームなどに入っているバニラビーンズです。
このバニラの香り成分を抽出して溶剤に溶かしたものが“バニラエッセンス”です。
バニラ・ビーンズは1本数百円と高価なため、バニラエッセンスには人工的に合成された成分(人工香料)が大なり小なり添加されている場合がほとんどなようです。
サンクトガーレンの「スイートバニラスタウト」には、バニラエッセンスではなく、写真の本物のバニラを使用しています。
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2007年のスイートバニラスタウト発売当初、マダガスカル産のバニラを使っていました。
ところがマダガスカル産のバニラの香りの中にアニスを思わせるような香りがあり、それをスタウトに合わせると、どうもその独特の香りが前面に引き出され鼻についてしまう…。
試行錯誤を繰り返し、パティシエの方にアドバイスを頂き、
現在ではマダガスカル産のバニラではなく、パプアニューギニア産バニラを使っています。(マダガスカルの独立記念日なのに、あれ…)
ちなみに現在スイートバニラスタウトの樽生は
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国分寺 ガンブリヌス
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原宿 THE GREAT BURGER
で味わうことが出来ます。