ワインなみのアルコール度数をもつ
長期熟成が楽しめるビール
麦のワインは 19世紀のイギリスを発祥とするれっきとしたビールの1種です。
寒冷でブドウ栽培が出来なかったイギリスがフランスワイン人気に嫉妬してつくったと言われています。
“ワイン”と名に付くようにビールでありながらワインなみのアルコール度数を持ち、ワインのように年単位での長期熟成が可能です。
当時は大麦麦芽を主原料とした「バーレイワイン(Barley Wine)」 1種類でしたが、1980年代にアメリカで小麦麦芽を主原料にした「ウィートワイン(Wheat Wine)」が誕生しました。両ビールともに原材料は通常ビールと同じ麦芽、ホップ、水、ビール酵母のみ。それを膨大な量使用し、極限までアルコールを高め、通常の6倍以上の熟成期間を経て完成します。完成までにかかるコストが並大抵ではないことから、日本で造っているメーカーは多くありません。
麦のワイン【エル・ディアブロ】
el Diablo
ボジョレー同時解禁
“悪魔”という名の大麦のワイン
バーレイワインはビール4大大国の1つ、イギリスを発祥とするビールのスタイルの名前です。
その昔、寒冷でブドウの栽培ができなかったイギリスが、お得意のビールでワインに対抗してつくったのが、このバーレイワインと言われています。
“ワインに対抗してつくられた”という通り、バーレイワインの特徴は、以下2点です。
- ビールでありながらワイン並にアルコールが高い
ワインと同じように月日を経て熟成していく
原料は通常のビールと同じ、麦芽とホップと水のみ。
通常と違うのはその使用量の多さと、熟成にかかる時間の長さです。
ビールはアルコールの高いものを造ろうとすればするほど、より大量の材料、より長い熟成期間が必要となります。
ビール会社にとってその負担は楽なものではなく、日本でこのスタイルのビールを造っているビール会社はわずかです。

小麦のワイン【ウン・アンヘル】
Un angel
ボジョレー同時解禁
“天使”という名の小麦のワイン
ウィートワインは1980年代にアメリカで誕生したとされるビールのスタイルで、その発想の基になっているのは「バーレイワイン」です。
バーレイワインとの違いは主原料。バーレイワインはバーレイ(Barley/大麦)つまり“大麦麦芽”を主原料としているのに対し、ウィートワインはウィート(Wheat/小麦)つまり“小麦麦芽”を主原料としています。
小麦は大麦よりもたんぱく質が多いため、バーレイワインに比べ口当たりが柔らかく、まろやかな印象。またビールの苦味の元になるホップ使用量も控えめ。そのため、ホップの鮮烈な苦味が印象的な“悪魔(ディアブロ)”に対し、麦の優しい味わいを楽しむ“天使(アンヘル)”という位置づけです。
ビールでありながらワイン並にアルコールが高く、ワインのように月日を経て熟成していく点はバーレイワインと共通しています。



麦の旨味を味わう“ウィートワイン”
特にタンパク質の多い小麦麦芽をメインで使用しているウィートワインのほうでその傾向が顕著です。
ホップを楽しむ“バーレイワイン”
特に柑橘フレーバーをメインとするホップ品種(チヌーク、ナゲット、カスケード、センテニアル)を使用しているため、若い新鮮なバーレイワインは柑橘を思わせるアロマとフレーバーが際立っています。

シャンパンと同じ瓶内2次発酵仕上げ

普通に瓶詰めしたビールは二次発酵はしません。特別な処理が必要です。
麦のワインではタンクでの一次発酵終了後に酵母を取り除き、新しく元気なビール酵母と微量の糖分(麦汁)を添加しながら1本1本手詰めしています。
瓶詰機なら1時間3000本詰められるところ、麦のワインは300本がやっとです。
瓶に詰めた後は、酵母の活動しやすい温度で数週間保管し発酵を促します。
酵母は瓶内で糖分を分解し、炭酸ガスを生成します。
密閉された瓶内で逃げ場のない炭酸はじわじわビールに溶け込みます。
通常のビールのように炭酸ガスは注入せず、瓶内で生まれた炭酸だけが麦のワインの泡となります。その泡は繊細で柔らかです。
そのため炭酸の刺激が少なく、麦芽の旨味をじっくり味わえるビールになっています。
瓶内二次発酵仕上げのビールはボトルコンディションビールとも言われます。
酵母が生きているため瓶内でコンディショニング(発酵による風味の熟成)が続き、年を経て複雑性に富んだ味わいが楽しめるようになります。
麦のワイン瓶詰め
麦のワインの瓶詰めに使うのはシンプルなガラスの管のみで機械は使いません。
ビールタンクと直結させたガラス管はボールペンのようになっていて、瓶底に押し当てることで瓶にビールが流れ込み、離すと止まります。
瓶内の空気を追いだすために、ビールは瓶から溢れるまで入れ、溢れたところで栓で密閉します。
瓶は丸ごと水につけ、溢れたビールを洗い流します。
瓶詰めしたビールは瓶の中の酵母が活動しやすい温度(13度前後)で2週間程度保ちます。このとき生まれた炭酸ガスをビールに溶け込ませて完成です。
※紫の瓶のディアブロを例に説明していますが、白の瓶のアンヘルでも全く同じ工程で瓶詰めしています。


このガラス管はボールペンのようになっています。


分かり易くグラスでスローで撮ってみました。
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麦のワインを美味しく熟成させるためのポイント
麦のワインはアルコール度数が通常の2倍もある特殊なビールなので、ワインのように5年間熟成させることが出来ます。
うまく熟成できるとドライフルーツのような甘味が出てきます。
ただ熟成と劣化は紙一重。劣化したビールは苦味や甘味のバランスが崩れ酸味も出てきます。美味しく熟成させるための5ポイントをご紹介します。

保存は必ず冷蔵庫で
(すぐ飲むためのビールを一時的に野菜室に保管される分にはそんなに神経質になることはありません)
またワインセラーも温度が高過ぎます。

光を避ける
意外と知られていませんが、冷蔵庫などの電気の光にも影響を受けます。
そのため長期保存の場合は、瓶に新聞などを1枚巻いておくことをお薦めします。
温度変化を与えない
振動を与えない
なるべく開け閉めの影響を受けない奥のほうで保管下さい。
瓶は立てて保管
ネットショップで注文する
※お届けは11月21日以降となります
※麦のワインは5年間の長期熟成が可能ですが要冷蔵(理想は8℃以下)です。ワインセラーでは温度が高い場合があります。
- AmazonPayでお支払可。Amazonに登録のカード情報、送り先情報が利用できます。
- 注文前に[ info@sanktgallenbrewery.com ]からのメールを受信できるよう設定して下さい。特にau(ezweb)のお客様は設定をして頂かないと、ショップからのメールが届きません。
au設定方法docomo設定方法softbank設定方法 - ビールはロゴ入の黒い専用箱に入れ、汚れない様包んでお届けします。
24本のみ業務用段ボールです。
- 全商品クール便送料込。表示価格は税抜きです。
- 本数はプルダウンでお選び頂けます。ビールが4本必要な場合は、本数2本 × 購入数2個で購入するよりも、本数4本 × 購入数1個で購入したほうがお安いです。
- 本数2本 × 購入数2個で購入された場合 → 2本箱入セットを2個お届け
- 本数4本 × 購入数1個で購入された場合 → 4本箱入セットを1個お届け
せっかくなので一緒にいかがですか?
●通常商品と同時注文でご注文頂ける特別価格の“同梱限定”商品です。同梱限定商品だけでのご注文は承っていません。
●通常商品と合わせて大きな箱でお届けとなります。
例えば、麦のワイン3本と合わせて同梱2本をご注文の場合、6本箱にまとめてお届けします(1本分は隙間が空いた状態となります)。
合計本数が4本・6本・8本・12本になると隙間なく箱が埋まります。
追加商品の買い物の仕方
上の麦のワインを「カートに入れる」ボタンを押す → カート画面に変わったら「買い物を続ける」ボタンを押す → 追加で欲しい商品を「カートに入れる」→(他にも欲しい商品がある場合は)繰り返す → お支払。
麦のワイン <樽生>が飲めるお店

小田急小田原線 本厚木駅北口すぐ、サンクトガーレンの樽生が20種揃う直営店。
クラウラー缶、持込グラウラーでの樽生ビール持ち帰り対応。
店内の石窯で1枚1枚焼き上げるピザを一緒にどうぞ!