この記事の内容は本日配信のメルマガを転載したものです。
//////
こんにちは。サンクトガーレンです。
サンクトガーレンでは毎夏、山梨県北杜市の農家にホップ収穫のお手伝いに行きます。
今年も7月にスタッフ全員でホップを摘んで来ました。そのホップを持ち帰り、生のままビールの仕込みに使用。この時期にしか味わえない、ちょっと特別なYOKOHAMA XPAを本日より出荷開始します。
■1年でたった数週間しかつくれないビール
ホップはビールの主原料の1つで、ビールに華やかな香りと爽快な苦味をもたらしたり、泡立ちを良くしたりする役割を持ち“ビールの魂”と言われます。
ホップはハーブの1種。生モノですから、摘んだ後そのままにしておくと枯れて腐ってしまいます。そのため通常ビール会社が使っているホップは、夏の収穫シーズンに摘んだものを長期保存できるように乾燥処理して、真空パックにしたもの。
一方、このビールには、摘みたてのホップをそのまま使っています。1年でたった数週間しかないホップの収穫シーズンにだけつくることが出来る、ちょっと特別なビールです。
→ 生ホップ使用「YOKOHAMA XPA」の詳細、ご注文はこちらから
■日本のホップ栽培発祥の地、山梨県
現在、国産ホップというと北海道や東北が有名ですが、日本でホップ栽培が本格的にスタートしたのは山梨県と言われています。
山梨県北杜市の八ヶ岳山麓は冷涼でホップ栽培に適し、大手メーカーとの契約によりホップ栽培が広く行われていました。当時、市内で発見された新種ホップ“かいこがね”は国の種苗登録ホップ第1号です。
かいこがねは、青々とした爽やかな香りの中にグレープフルーツのような柑橘香と、クローブを思わせるスパイシーな香りが混在しています。特に生で使用するとこのスパイシーな香りを強く感じます。
北杜市でのホップ栽培は昭和初期から50年以上にもわたって行われていましたが、大手メーカーの輸入ホップへの切り替えとともに、ほとんどの農家がホップ栽培を止め、それとともに“かいこがね”も姿を消していきました。
ところが、ある一軒の農家が「種を絶やしたくない」との思いで畑の片隅で細々と栽培を継続。その噂を聞いた弊社が2年前より、収穫のお手伝いとするとともに、そのホップをビールに使っています。
→ ホップ収穫の様子はこちらでご覧頂けます
■12,000本限定。この時期だけのフレッシュな味わいをぜひ
YOKOHAMA XPAはサンクトガーレンのレギュラービール内で最も大量のホップを使ったIPAスタイルのビールです。IPAは普通のビールとは桁違いの苦味と華やかな香りが特徴で、昨今のクラフトビールブームの立役者と言われるスタイルです。
サンクトガーレンのYOKOHAMA XPAは2011年、2013年にイギリスの「ワールド・ビア・アワード」のIPA部門でワールドベストに輝いた、言わば世界一のIPAです。
330ml換算で12000本限定生産です。一部お取り扱い店様では樽生で味わうことも出来ます。
ぜひこの機会にご賞味下さい。
→ 生ホップ使用「YOKOHAMA XPA」の詳細、ご注文はこちら
今週末、サンクトガーレンは秋田ビアフェスに参加します。お近くの方はぜひ遊びに来て下さい。
→ サンクトガーレンのイベントスケジュール