甘熟桃のエール
こちらのビールは完売しました。ありがとうございます。
▶2018年の桃のビールはこちらです
1回の仕込みに山梨の桃300㎏を使用したフルーツビールで、毎年秋のビールイベントシーズンに合わせてつくっています。
ビールは大麦麦芽を使用するのが普通ですが、このビールは大麦より柔らかくトロリとした飲み口を表現できる小麦麦芽を合わせて使用。酵母も通常サンクトガーレンが使用しているアメリカンエール酵母ではなく、果実を思わせる甘くフルーティーな香りを醸すベルジャンエールの酵母を使用しています。無濾過の白濁したビールから漂う香りは甘い桃そのもので、まさに大人のピーチネクターです。


はねだし(規格外)の桃を有効活用したビールです
2017年
8月に雨や曇りの日が続いて桃が色づくために必要な日差しが少なく、収穫期を迎えた桃の色づきが遅れる現象が発生しました。
赤くなるまで収穫を延ばし実が熟しすぎてしまったり、雨で皮がぬれて茶色く変色してしまったりといったことが起こったそうです。そんな“はねだし桃”を買い取ってビールにしました。
2016年
夏の収穫時期よりもだいぶ早い5月から30度超えの日がつづき、十分に育たないまま熟してしまう桃が大量発生。その農家さんのSOSをFacebookで見かけたことがきっかけで、このビールが誕生しました。

サンクトガーレンではこの甘熟桃のエール以外にも、神奈川の規格外オレンジを使ったビール「湘南ゴールド」、長野の規格外リンゴを使った「アップルシナモンエール」などを製造・販売しています。サンクトガーレンのフルーツビールは濃縮果汁や香料に頼らず生果実の使用にこだわり、その原材料のコストを抑えるため規格外果実を有効活用しており、農家とっても弊社にとっても双方にメリットのある取り組みとなっています。

桃は1個1個スタッフが手で切っています
オレンジやリンゴなど他のフルーツビールの場合、果物は1回に約500kg程度をまとめて引き取っていますが、桃は傷みが早いため7~8月にかけて100kg程度を複数回に分けて引き取っています。1回分の仕込みの桃(約300kg)を用意するにも山梨県と神奈川県を3往復する必要があります。

引き取った桃は1個1個スタッフが種を取り細かく切って、麦汁と合わせて煮詰め、発酵させています。
桃の糖分は発酵されているので、ジュースのような甘さはありません。


美味しさの秘密は少しの遊び心♥